産業保健看護部会長挨拶
2021年4月
近畿産業保健看護部会
部会長 鈴木純子
会員の皆様、いつも産業看護部会活動にご支援いただきありがとうございます。
2021年度より新たに部会長を拝命いたしました鈴木純子です。
昨年度は新型コロナに始まり終息することなく1年が経ってしまいました。予定していました研修会も次々に中止となり、幹事内でも先の見えない不安な状況の中、いかにして会員の皆様をサポートできるか検討し、会員の方には6月から月1回ペースで新型コロナ関連情報やトピックスをメルマガ配信させていただきました。ご覧いただけていたら幸いです。
さて、いよいよ新体制での産業看護部会活動がスタートいたしました。
今年度は「コロナ禍での部会活動のNew Normal」を考えながら活動をしていきます。
会員の皆様のニーズを踏まえ、New Normal時代に沿った研修会、ネットワークづくり、メルマガ配信等による情報提供や広報活動の強化を考えていきます。
ホームページをお読みいただいている方の中には部会員以外の方も多くいらっしゃると思います。一人でも多くの方に産業看護部会に入会いただき、部会活動に積極的にご参加いただくと共にご支援いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
【主な活動計画】
- 定例研修会の開催(オンライン研修会含む)2回予定
第1回 近畿産業医部会との共催で合同研修会開催予定(10/23近畿産衛学会開催時)
第2回 2022年1月オンライン研修会開催予定 - ホームページの充実
部会活動の紹介、研修会案内と報告、本部産業看護部会研修会の案内、専門家制度委員会情報をタイムリーに掲載、「幹事の声」継続等 - 幹事会等(オンライン会議)各2回以上予定
3役会・リーダー幹事会・幹事会
【お願い】
事業場における保健師・看護師の活動実態に関する調査へのご協力
この調査は、産業保健分野の保健師、看護師の人数、活動状況等の実態を明らかにし、継続的な資質向上を図るための研修、特に初任者研修を拡充させていくための基礎データとなります。ここ数年、当会および日本産業衛生学会看護部会から自民党看護問題小委員会に要望書を提出しており、それに応じる形での実施の運びとなりました。
この調査から得られる貴重なデータは、今後、産業保健師等の法制化に向けた活動につながると思います。
周囲の方々にも調査への協力をお声かけいただき、調査にご参加いただけますようお願いいたします。
調査対象:事業場での産業保健活動に従事する保健師・看護師
調査機関:2020年12月21日(月)午前10時~2021年1月29日(金)正午
実施方法:Web方式で実施します。
2019年度近畿産業看護部会活動方針
近畿産業看護部会 部会長 鮫島真理子
平成が終わり「令和」となりました。新しい時代に変わり当部会は新幹事による活動がスタートしました。
時代のスタートから少し暗い話になりますが、皆さんは当部会の財政をご存知ですか?学会の本体同様に部会も財政逼迫状態です。
これまで20名の幹事で運営していましたが,活動内容や組織体制の見直しをおこなうとともに幹事数を削減し15名の幹事で活動していくことになりました。最小限の人数で最大限の活動を展開していく方針です。
令和元年は「産業看護部会活動の見える化」、会員の皆様に寄り添った活動につなげていきたいと考えています。そして、「コスパのいい産業看護部会」をキャッチフレーズに部会の状況を皆様にご理解いただきながら頑張ってまいります!
引き続き、ご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
【活動内容】
1.産業看護職向けの研修会の開催
看護実践能力・専門性の向上ならびに看護職間のコミュニケーションが図れるよう努めてまいります。
2019年度は定例研修会を2回開催いたします。また、研修会時に看護職間の交流の場を設けていきます。組織の活性化にむけて本部産業看護部会執行役員との懇談会を今年度も開催します。
本部が目指そうとする部会のあり方、教育方針などをご講演いただき、意見交換会につなげていきたいと思います。
2.調査研究の取り組み
1978年より5年毎に近畿地方会産業看護職を対象とした「産業看護活動状況調査」を実施しております。2018年に実施しました活動状況実態調査報告は第59回近畿産業衛生学会(11月9日京都開催)で発表いたします。
これをもちまして調査活動を一旦休止させていただきます。今後は本来の研究を目的としたものへと展開していく予定です。
3.産業看護部会活動の見える化
研修会やホームページで活動紹介をおこない、会員の皆様に必要な情報をできるだけタイムリーにお伝えするように努めてまいります。研修会で幹事全員を紹介するのは時間的に厳しく、幹事をもっと知って頂く機会になればと「幹事の声」を再開します。是非、ホームページをご覧ください。
4.組織体制の見直し
幹事の役割担当を「総務」「研修」「研究」に分けて活動していましたが、研修と研究を「教育」とし研修会の企画から実施、将来的には研究に関する活動も含めて展開していこうと思います。研究活動については、本部と連携しながら地方会で実施できるものを検討予定です。
新幹事体制についてはホームページをご覧ください。
5.幹事会
年2回以上、リーダー幹事会1回
第56回近畿産業衛生学会若手奨励賞を受賞して
近畿産業看護部会 幹事 中村千賀
この度、栄誉のある若手奨励賞を賜り大変光栄に存じます。
共同研究者である近畿産業看護部会研究班の皆様をはじめ、インタビューにご協力くださった産業看護職の皆様、ご助言くださった先生方に深く感謝いたします。
本研究は、社会の中でも組織の中でも少人数の産業看護職はどのようなキャリアを求め、どのようにキャリア形成していくのだろうか?という疑問からスタートしました。人生の大きな節目である結婚・出産・子育て真っただ中の研究班の幹事と遅くまで自身のキャリアについて語り合ったことがきっかけでした。
今回10名の産業看護職へのインタビューを通して、改めて産業看護職の皆様の仕事だけではなく家族への思いを感じることができました。
近畿産業看護部会として、その思いを理論的に形に残し、少しでも産業看護職の皆様のキャリア形成の支援ができるよう、今後さらに研究を深めていく所存です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
【近畿産業看護部会事務局設置のお知らせ】
平成28年5月より、近畿産業看護部会事務局を移行しました。
研修会の案内や申込み先が変更になりますので、下記の通りお知らせいたします。
なお、研修会や部会活動等についてのお問合せは、近畿産業看護部会 kinkisankan@gmail.comをご利用ください。
日本産業衛生学会 近畿地方会産業看護部会事務局
〒530-0047 大阪市北区西天満2-6-8 堂島ビルヂング5F (株)健康管理室 内