産業保健看護部会役員からのメッセージ
幹事会からのメッセージ(2025年2月28日掲載)
所 属:太成学院大学
担当:総務担当
氏名:堤 梨恵
皆さん、こんにちは。総務担当の堤梨恵です。前回の幹事メッセージを執筆してからあっという間に3年が過ぎました。2024年を振り返ると、地震が起こり、健康サプリの話題、医師の働き方改革、医薬品の供給不足など健康に関連した話題が尽きませんでした。1年間を振り返るだけでも、健康に関するニュースがどれだけ多いか、私たちが職務とする「健康を支援する」ことがどれだけ、人に必要とされているかが、この関心事、ニュースに集約されているのではないかと感じます。
私の3年間もあっという間でした。目の前の課題と向き合い、一つ一つこなすことに精一杯でした。「どのような仕事も選ばずに目の前にある仕事を一生懸命する」は先輩保健師からいただいた大切な言葉です。
皆様の3年間はいかがでしたでしょうか。これからの3年間が近畿地方会の産業保健看護職にとって、また、全国の産業保健看護職にとって働きやすい環境になりますように、皆様と一緒に微力ながら活動を進めて参りたいと考えております。今後とも、近畿産業保健看護部会の活動にご支援をよろしくお願い申し上げます。
幹事会からのメッセージ(2025年1月31日掲載)
所 属:株式会社 クボタ 健康経営推進部
担当:副部会長
氏名:平田 真以子
皆さまこんにちは。幹事の平田です。
新年を迎えたと思ったら、もう1月末。毎日があっという間に過ぎていきますね。
忙しい日々の中、私は休日に美術館や博物館を訪れてリフレッシュしています。
最近は現代アートに興味を持ち、中之島美術館を訪れることが多いです。現代アートは、何が描かれているのか、そもそも美しさの基準とは何なのか、分からないことが多いですが、その分、自分の感覚で自由に鑑賞できるのが魅力です。現代アートが新たな時代を切り開き、可能性の扉を開くワクワク感を楽しんでいます。
中之島美術館のビジョンも素晴らしく、多くの学びを得ています。
①歴史をつなぎ未来を創造する。
②情報や知識、発見や感動の循環をうながす。
③つながりを原動力とする。
産業保健の分野も美術と同じように、過去の積み重ねを大切にし、未来を創造することが大切と思います。近畿産業保健看護部会も、先輩方が築いてこられた歴史をつなぎ、皆様とつながり、共に学び合える場になればと願っています。
引き続きご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
幹事会からのメッセージ(2024年12月23日掲載)
所 属:独立行政法人労働者健康安全機構兵庫産業保健総合支援センター
担 当:監事
氏 名:鮫島真理子
皆様、こんにちは。監事の鮫島です。
2021年に部会長を退任し早3年になります。今は監事として部会の運営に関わっています。
部会長交替の時期がコロナ禍で研修会がリアル開催からweb開催に変わり、幹事会もオンライン会議に変更など運営方法が大きく変わりました。デジタル化への対応についていけない私にとって、よきタイミングで部会長を交代することができたと思っています。この3年間で幹事は若返りました。活動も若手活性化へむけての取組、業務の効率化、若手育成へと変化しています。その中で世代間ギャップを感じながら何とか歩み寄ろうと努めている私がポツンといます(笑)。
私が当部会幹事にデビューしたのは1998年、当時を少し振り返ってみたいと思います。
1992(平成4)年に日本産業衛生学会産業看護部会が発足し、その4年後に近畿産業看護部会がスタートしました。最初は幹事12名の体制で研修会、研究活動が行われました。情熱を傾ける先輩看護職に囲まれての幹事会は緊張感をもって参加し、依頼されると「はい」の返事しかありませんでした。厳しい中にも優しさもあり、未経験の私が新しい経験を積む機会を提供していただきました。当時は何をするにも手作業で行い、研修会案内等は封筒詰めし手分けして郵便局に投函するなど、今では考えられない作業ですね。でも、作業中は先輩方との唯一のコミュニケーションの場であり楽しい時間でした。懐かしく思います。私は歴代3代目の部会長を仰せつかりました。「さすが近畿、団結力がありますね」と褒められた時は嬉しかったです。時代の流れとともに活動が変わりニーズも異なってきました。会員の皆さまに寄り添う、魅力ある活動に発展していくことを願っています。これからも看護職会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。研修会でお会いできること楽しみにしています。
少し早いですが、どうぞよいお年をお迎えください。
幹事会からのメッセージ(2024年11月13日掲載)
所属:(一財)京都工場保健会
担当:副部会長
氏名:村田 理絵
みなさま、お世話になっております。昨年より教育担当から副部会長の担当になりました。
この幹事のメッセージを前回書いたときは、2022年9月、コロナ禍の中で、時代の大きなうねりに何とか乗れるよう踏ん張っていたように思います。そして、2023年5月より、コロナの感染症法上の位置づけが2類相当から5類感染症に変更されました。その後、段々と人々の生活が元に戻っていきましたが、コロナ禍によって、リモートワークの普及、デジタル化の加速、健康意識の高まり、人と人との距離の変化等、多くの分野や生活様式が大きく変化し、新しい常識として定着しつつあります。
先日、女性のがん検診の受診率をあげるために、ポスターを作成することになり、“ヘルスマーケティング”という考え方を参考にしました。ヘルスマーケティングは、「顧客志向」を重視しており、例えば、健康情報の発信側が、がん検診を受診する必要性等の“答え”を言わずに、メッセージの受け手が自ら考えられるように発信することで、好ましい行動変容を期待しているとのことです。
私達、医療職はともすれば、正しい知識や医療情報の押し売りをしてしまいがちではないでしょうか。
そこで、「顧客志向」を意識したポスターを作成し、周囲の従業員に意見をお聞きしましたところ、様々な意見が返ってきました。ポスターに掲載したメッセージや挿絵ひとつとっても、様々な捉え方をすることがわかりました。
コロナ禍によって多様性への理解や価値観が大きく広がってきている中で、私達医療職は、様々な「顧客志向」を意識しながら、これからも情報発信をしていくことが重要ではないかと改めて思った次第です。
みなさま、引き続きどうぞよろしくお願いします。
幹事会からのメッセージ(2024年9月12日掲載)
所属:マルホ株式会社 人事部
担当:会計
氏名:南 未来
皆さまこんにちは。今年度から幹事会にて会計を担当させていただきます南と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
この夏はパリオリンピックがあり、連夜応援で寝不足の方も多かったのではないでしょうか。
私は中高6年間を女子バレー部で過ごし、今回も男女バレーともに応援しました。特に今回は、オリンピック前に「ハイキュー」という漫画(私の場合は、アニメ)を知り、バレー熱を再び燃やすことができました。
私が学生の頃は、男子バレーボールは競技人口が減っている印象でしたが、ハイキューの人気のためか学生での競技人口が増加しているそうです。ハイキューは熱い青春の物語ですが、主人公だけでなく、登場人物全てが個性を放ち、負けたチーム含めそれぞれのストーリーを取り上げてくれるところが魅力です。
私自身は、高校時代「練習は厳しいのに試合には勝てない」辛いチームでやってきたこともあり、自分の姿を重ねる場面もありました。
オリンピックも、メダルを取れる選手よりも、取れずにメディアには取り上げられない選手の方が多いです。
企業の中の産業保健師の仕事は、稼ぐ存在でもなく、特に褒められる存在でもない。どちらかと言えば嫌われたりする仕事です。いまは専門職は1人の職場ですが、それでも人事部内でチームをつくりあげ、しっかりとボールを繋ぎ、私なりのストーリーを紡いでいきたいと思います。
幹事会からのメッセージ(2024年7月24日掲載)
所属:株式会社トラストチャーム(代表)
担当:副部会長
氏名:藤吉 奈央子
こんにちは。
副部会長の藤吉です。
「リフ活」この言葉を聞いたことはありますか?
ネットで調べると“ 溜まった疲れを解消し、わたし自身をととのえ直して(=リフレッシュ)、本来の自分のパフォーマンス(=輝き)を取り戻す活動のこと…とあります。
ここまで、大袈裟ではないのですが、趣味でもなく日々仕事とは全く別の脳を使ってリフレッシュするという目的で、私は最近英会話アプリにはまっています。
相手は AI ということもあり、会話が少し行き詰っても焦りませんし、何より自分の発音がすぐ音声で確認でき、とても勉強になります。例えば私の発音の傾向として複数を表す語尾の S が認識されていないことがよくあります(初発見)!
また単語の発音を練習していると1ヶ月前の発音とすぐに比べて何%良くなったと数字で可視化できるのがなかなかやる気が出ます!
私は山登りが好きなのですが、山に行くとなると1日かかるのでなかなか実現ができていない中、1日15分程度の英会話アプリは良いリフレッシュです。
最後に…今年は秋に選挙があります。日頃、組織運営にご関心のない方もご自身の選挙権を有効に使っていただければなと思っています。
幹事会からのメッセージ(2024年6月23日掲載)
所属:積水化学工業株式会社 人事部 組織開発・労働政策グループ 健康推進室
担当:幹事会在り方検討
氏名:廣野 陽子
皆様、こんにちは。
今年度より、幹事会在り方検討を担当させていただきます廣野と申します。
産業看護職として働き始めて現在まで、個人、集団、組織へとつないでいく職業生活集団への健康支援の楽しさ、難しさ、やりがいを日々感じながら、がむしゃらに頑張ってきた気がします。そのような中で、自分自身の継続学習の必要性や重要性、人と人とのつながりの大切さを感じ、産業保健看護部会主催の研修や日本産業衛生学会等にも積極的に参加してきました。
複雑多様化する社会の中で、産業保健における健康課題は私が産業保健に携わってきた期間だけでも、時代とともに変化していることを実感しています。産業看護職には、変化に対応する柔軟性が求められ、産業看護職として何ができるのか、その独自性や役割を考え、現在も試行錯誤しながら日々取り組んでいます。
また、私自身、これまで産業看護職の先輩方をはじめ多くの方に支えていただき、今の私があると感じていますので、これから産業看護職を目指す方、初めて従事される方、経験を積んでこられた方など、産業看護に携わるすべての方にとって、産業保健看護部会が
つながりの場となり、皆様の産業保健活動の一助となれるよう、日々精進しながら取り組んでいきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。
幹事会からのメッセージ(2024年5月15日掲載)
所属:りそな銀行株式会社 人財サービス部(大阪) 大阪健康管理センター
担当:教育
氏名:榊原 彩
皆様、こんにちは。
教育担当の榊原です。
このメッセージ掲載のご依頼いただいてから、何を書こうかなと1週間ほど考えていたのですが、なかなか文章がまとまらず、
ふと社内AIがあるのを思い出し、さっそく自分の頭の中に浮かんでいるワードを入力し使用してみたところ、次のような文章が作成されました。
”私は皆様の信頼を大切にしています。そのためにも、私自身が常に成長し続けることが重要です。
そして、困難な状況に直面したときには、ぜひピンチをチャンスに変える力を発揮してください”
この文章は私の言いたいことを的確に表してはいましたが、私が考えた文章にしては少し立派過ぎてぎこちなく、
自分らしさはどこかに消えていってしまったように感じました。
私達の生活はIT化やシステム化により効率的となり、様々なデバイスなしでは生活できなくなっています。
そのような中で、AIでは作り出せない私たちらしさ、自分にしかできない実践とは何かを考えることが重要だと感じています。
情報に振り回されるのではなく、システムを使いこなしてこそ、個々の産業看護職者のカラーが最大限に引き出せると信じています。
産業保健の経験も学会活動も経験が浅くまだまだ道半ばの私ですが、
私らしさを大切にし、楽しみを見つけながら皆様と共に歩んでいけたらいいなと思っています。
拙い文章でしたがお読みいただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
幹事会からのメッセージ(2024年4月24日掲載)
所属:独)労働者健康安全機構 大阪産業保健総合支援センター
担当:部会長
氏名:鈴木 純子
皆さんこんにちは。
近畿産業保健看護部会 部会長の鈴木純子です。
いつも部会活動にご協力いただきありがとうございます。
2024年度がスタートしました。
今年も会員の皆様への情報提供やスキルアップの機会を設けていきたいと思います。
今年度の近畿での研修の機会として3つご紹介します。
①6月29日(土)の近畿地方会総会時に開催されます学術集会講演会では「2024年における産業保健トピックス」をテーマに2024年問題とポストコロナ時代の職場のメンタルヘルスについて、情報のアップデート、理解する機会として活用していただきたいと思います。
②近畿地方会学会は8月31日(土)に開催されます。「災害に立ち向かう産業保健〜私たちができること〜」をテーマにそれぞれの立場から話題提供いただきます。産業保健看護職は北陸甲信越地方会から講師をお招きし、能登半島地震の被災対応にかかわる従業員への支援についてリアルなお話を伺います。皆様にとりましては学会発表の機会でもあります。今後、ホームページで演題募集の詳細が始まると思いますので、是非ご参加ください。
③部会の定例研修会は今年度も2025年1月を予定しています。現在テーマ、講師について検討しています。決まりましたらホームページやメルマガ等でお知らせします。
本部会関係でも認定試験や研修の機会が提供されますので、是非、学会ホームページからご確認ください。
また、本年度は選挙の年となります。
産業保健看護職が1人でも多く代議員となり学会に私たちの活動や意見が届くようにしていきたいと考えています。
そのためにも会員の皆様のご協力が必要です。
これからも皆様の積極的なご参加、ご支援をいただけますようどうぞよろしくお願いいたします。
幹事会からのメッセージ(2024年3月28日掲載)
所属:関西医科大学看護学部・看護学研究科
担当:教育
氏名:森田 理江
皆さま、こんにちは。教育を担当させていただいております森田です。
2月には春を思わせる陽気の日がありましたが、3月に入っての厳しい寒の戻りが心身に応え、あたたかな春の陽射しを心待ちにしている今日この頃です。
1月の近畿産業保健看護部会の研修会には、多くの皆様にご参加いただきまして、本当にありがとうございました。対面での開催は4年ぶりになりましたので、講演を熱心に聴いてくださる姿はもちろん、あちこちで久しぶりの再会を楽しんでおられる様子を拝見できて、とてもよかったと思いました。次回も、「行ってみたい!」と感じられる研修会が企画できますよう、幹事の皆で検討をすすめたいです。
最近、久しぶりに街中のコンビニを利用してみると、対応された外国人の従業員の方のお金の受け渡しがとても丁寧でスマートで、感激しました。最近は〇〇payでの支払いが多く、現金でのやり取りがほとんどなくなったのですが、お金って本来こんな風に大切に扱われるものだったと思いださせて頂きました。都会に限らず、コンビニでは、日本の従業員の方を見かけることの方が珍しくなってきました。外国人労働者数は2023年10月で、初の200万人を超えたそうです。ただ、雇用される事業所の規模は30人未満が最も多いようなので、どんな場所にも、産業保健サービスが届けられる仕組みがひろげられるといいなと考えています。
早く本格的な春が、やってきますように!!